|
|
ブレーキは安全に関る重要な部品です
これらのページを参考にDIYでブレーキ関係の作業を行い、
万が一、不具合が生じても、当HPはいかなる責任も負いません。
フロントブレーキローターの交換
今回は、お友達で、飛騨高山に住むスパギアさんのスペースギア(SG)で、フロントブレーキのディスクローター交換を施工しました。

スパギアさんのSGは、4インチUPというハイリフト仕様で、車高が高い分、重心が高いのですが、高速走行などでブレーキを踏むと、振動が伝わってくるらしく、どうやら、ブレーキローターのジャダーが発生しているようです。
考えられる原因は、以前、ブレーキキャリパーのピストンが固着して、運転席側のパッドを引きずっており、パッドの異常摩耗のため、ローター表面にパッドの地金がこすれたことがあるそうです。
<ローターの準備> ブレーキローターは、規定の厚み以内であれば、研磨して再使用することができますが、専門の業者さんに出す都合がありますので、分解して取り外してから、業者に持ち込み、研磨終了後に受け取って、それから組み付けるとなれば、外注に出す業者さんに近い場所で、平日の朝早くから作業しなければなりません。
そして、ブレーキローターは、通常は外側しか見えませんが、普段見ることのできない内側の錆や段付がひどいケースが多いので、いざ分解してみたら、研磨して使用することの出来る限度を超えていたなんてことになると、その後の作業が中断してしまいますので、今回は、あらかじめ、ネットオークションで手に入れておいた程度のよい中古ローターを、業者さんへ研磨に出しておき、猛暑の下界を離れて、涼を求めて高原で作業したという次第。
研磨工賃 1枚2000円 × 左右で2枚 = 消費税を入れて4200円
(作業時期:2007年8月)
|
(1)作業準備
■ジャッキアップする前に、ホイールナットを軽く緩めておきます。
■サイドブレーキを引いておくか、或いは後輪へ輪止めをかませること!
■フロアジャッキを使用する場合は、フロントのメンバーにジャッキをかけて、両輪一度に上げることが出来ますが、車体が水平に持ち上がるように、ジャッキ位置に注意!
◎ジャッキアップしただけでは、絶対に車両の下に入らないで下さい!
必ずウマ(リジットラック)を使用して、安全を確保してから作業に入ること!
ジャッキアップ作業する前に
(クリックするとページが開きます)
|
|

|
|
(2)ハブキャップを外す
■走行中に外れてしまわないようにしっかりとはめ込まれている部分ですから、ドライバーなどでこじって外そうとすると、結構大変です。
■今回は、バールを使って、二人で両側から挟むようにこじって外すと、傷つけることなくきれいに外すことができました。
|

|
|
(3)キャリパーを取り外す
■タイヤを外したら、ブレーキキャリパーが見えます。キャリパーの後ろ側(下)にあるスライドピンのボルトを外します。SGの場合は、使用工具は17ミリです。
■キャリパーを上に持ち上げると、ブレーキパッドが現れます。パッドは、手でこじると外れます。
|

|
|
■次に、キャリパーサポートを固定している、上下2本のボルトを外します。使用工具は17ミリ
■キャリパーが外れたら、ブレーキホースを無理に引っ張らない程度に、番線で吊っておくなどします。
※発売初期の平成6年式車の場合、運転席側のバックプレート部分にも固定ビスがありますので、10ミリの工具が必要です。(kazuhikoの乗る平成7年式車にはない)
|
(4)CリングとOリングを外す
■ハブセンターのグリースを拭き取り、CリングとOリングを外します。 ■Cリングを外すときには、スナップリングプライヤーで広げて外すと便利ですが、このときに、Cリングを飛ばしてしまわないように注意。
■Oリングは、Cリングの内側に、ただ入っているだけなので、マイナスドライバーで引き出せば出てきます。
|

|
(5)ハブケースの蓋を外す
■次に、ハブケースの蓋を外します。工具は14ミリ。
■この部分は、かなり堅く固着していますから、工具を掛けても簡単には緩まず、力を入れると、ディスクローターが空回りしてしまうために、かなり難儀しました。
■固着した部分にはCRCなどの浸透性潤滑剤がお勧め。
|

|
|
<対策>
・ベンチレーティッドディスクでは、側面の穴に、ドライバーなどを差し込んでローターの回り止めにします。(左はこの方法で作業しました)
・あまり堅く固着していると、回り止めのドライバーが曲がってしまいましたので、右側の作業時には、幸い、ブレーキキャリパーを外す前でしたので、一人がブレーキを踏んだ状態で、もう一人が長い工具でトルクを掛けるという方法で緩めることができました。
※ジャッキアップする前に、あらかじめこの部分を緩めておくとよいかと思います。
|
(6)ロックワッシャーの固定ビスを外す
■次に、ロックワッシャーを固定しているビスを、(+)ドライバーで外しますが、このとき、一般的な�癸欧痢福棔縫疋薀ぅ弌爾茲蠅癲△劼箸泙錣蠡世ぁ↓癸海�適合サイズです。
※�癸殴汽ぅ困離疋薀ぅ弌爾靴�ないときは、貫通ドライバーを使用して、ハンマーで叩きながら、ビスの頭をなめないように注意します。
|

|
(7)ロックワッシャーを取り出す
■ロックワッシャーを固定しているビスが外れたら、ラジオペンチなどの、先端の細い工具で、ロックワッシャーを取り出します。
|

|
|
(8)ロックナットを緩める
■ デリカ系に限らず、クロカン4WDのFローター交換では、ハブを分解する必要があり、この作業がネックとなるのですが、ハブのロックナットを脱着する際に、特殊工具が必要とのことです。
■三菱のディーラーでは、SSTと呼ばれる専用工具を使用しますが、一般の整備工場などでは、車種ごとのSSTを持ち合わせていなくても作業をしているようですので、コツがわかれば、汎用性の高い一般工具でも作業は可能らしい。
|
|
■今回、ハブのロックナットを脱着する際、SSTの代用品として使用したのは、Uボルト。
■ロックナットには、工具を掛けるために、2箇所穴があいていますので、穴の位置にぴったりのものを探し当てました。
■Uボルトの寸法ですが、最大幅68ミリ程度、Uの字の内側の狭い部分では、52ミリ程度、Uボルトの太さは8ミリ程度です。
|

|
|
(9)ロックナットを取り外す
■ロックナットの2箇所の穴に、Uボルトの先端を差し込んだら、反時計方向に回して、緩めていきます。今回は、大きなモンキーレンチ(375mmサイズ)で挟んで回しましたが、それほど強く締め付けられてはいないので、Uボルトの間に、棒状のものを噛ませても緩めることは可能だと思います。
※外すだけなら、ラジオペンチの先端を片方の穴に差し込んでも、緩めることができる程度のトルクで締めてあります。
|
|

|
後編につづく
フロントブレーキローターの交換<後編>
(上記をクリックするとページが表示されます)
ブレーキは、重要保安部品です。作業後の点検を確実に行って下さい。 ご自身で交換された場合、点検整備の記録と保存が義務づけられています。 (整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載下さい。)
ブレーキメンテナンスのページ
スペースギア メンテナンス&DIYのページ
デリカのページ
|