− デリカ太郎日誌 −

スペースギア 4M40 グロープラグにNGK Y733J使用+延命アフターグロー 時短回路追加改造

▶ in オプション・DIYなど posted 2021.10.30 Saturday / 08:44

短命?スペースギアのグロープラグ

先日、別のメンテナンスでインタークーラーを外す機会があり、グロープラグの抵抗値を確認したところ4本とも開放(すべて切れておりました)。

10月中旬、宮崎県の山間部にある高千穂町に泊った朝、6℃位まで冷え込んだ際、普段はキーをひねるとスターターモーター一発「キュル!」で始動していたエンジンが「キュルキュルキュルキュル」で始動するといった感じでした。

現在のグロープラグは「ME201638」OEMという事で3年程前にヤフオクで新品を購入したもの。ヤフオクの希望落札価格が10,000円程でした。
この種のものは、バイヤーが海外で作られた低価格互換品(コピー品?)を輸入して、利益乗っけて販売しているのだろうと思います。

この前に三菱ディーラーで交換した三菱純正のメタルグロー「ME203754」も4年程ですべて切れたので、特に品質が悪いという感じでも無く、50歩100歩に近い感じです。
  
純正でも1〜2年で交換したという情報もネットでは見かけます。
 
ネットを検索すると、対策品があって径が太いのでシリンダーを加工しないと付けれない。 みたいな情報も見かけました。(外部リンク
 
スペースギアのグロープラグは、それ程もたないという印象を受けております。

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ

今まで、三菱純正、海外の互換品と称されているものなどを使用してきましたが、今回は、以下のNGKの互換?製品を「自己責任」の元、使ってみる事にしました。

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ


NGKの製品で、ネット通販では、モノタロウ ¥3,289円(税込)でも購入出来るようですが、以下の楽天ショップ「業販ネット」が底値に近かったようなので 注文〜入手した。

少々時間がかかり、注文して10日(納期告知通り)で手元に届きました。
パッケージには MADE IN JAPAN 表示有り。国内製造のようです。

 日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ 4M40互換 2,562円(税込) 送料540円

このグロープラグは、2016年12月に「春巻@H6年式PF8Wさん」が試しに使用をはじめ、デリカ掲示板に情報を頂いたもの。
上記、販売サイトには、以前は 4M40互換という表示は無かったと思いますが、最近見た所「4M40互換」という表示が追加されているようです。

※同じ4M40エンジンを使用した車種でも、それぞれグローの制御は異なりますので、スペースギアにそのまま使えるかどうかはわかりません。

ただ、今のところ、NGK Y733J に関してネットを見る限り不具合があったという情報は無いようです。

Yahoo!ショッピングサイトにも同店「業販ネット」が出店しており、こちらの方が19円安いです。
 日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ 4M40互換 2,543円(税込) 送料540円

上記 Yahoo!ショッピング 業販ネットよりレヴュー引用
  • 2017年08月18日 11:24 zip********さん

    スペギ4M40に使用!代用が可能で安い。
    スペースギアpe8w-4M40エンジンに使用しました。グロー不良で冬場のエンジン始動に支障が出た為こちらのグロープラグに交換しました、2月に交換して半年が経ちましたが不具合は特にありません。純正に比べプラグのネジ山が少ないが装着には問題はありません。品質もNGKだし良いと思います。三菱純正品は高くこちらの商品をオススメ致します。

  • 2019年02月15日 21:11 at6********さん

    頼んだぞ??NGK!!
    商品到着しました。三菱純正グロープラグを3年前に交換して、そろそろトラブル発生しそうな予感がするので予備に購入しました。純正が切れたら4本ともNGKのこちらのグローに交換する予定です。車両はデリカスペースギアH9年、マイナー後の初期モデルです。まだまだ乗るつもりで、DIY整備に明け暮れてます(笑)

  • 2017年12月25日 07:20 gfj********さん

    レビューを参考にSGに4本交換しました…
    レビューを参考にSGに4本交換しました。お陰でマイナスの気温でもエンジンは一発でかかるようになりました。あとはもってくれること祈ります。


当方も交換後は、キーをひねると「キュル!」で、一発始動するようになりましたが、皆さまご指摘のように気になるのは耐久性ですね。

3年程度でグローが切れるのは、スペースギアのアフターグローに要因?

今回、グロープラグを交換しただけでは、また3年位すると切れる可能性があります。

最近のディーゼルエンジンはわかりませんが、ディーゼルエンジンは、エンジンが冷えた状態だと、エンジン始動後も一定時間グロープラグに通電(アフターグロー)しています。
スペースギアの場合、このアフターグローの時間は約3分間です。
アフターグローは、始動後、失火、白煙防止用の目的で行われ、エンジン温度(水温)が規定温度以上に上がればアフターグローをカットする制御をグローECUで行っております。
私の感覚では、もうアフターグローは不要では?と思うようなシーンでもきっちり3分間アフターグローを行っているような印象を受けております。
例えば、気温20度程の中、5分程のところにあるコンビニへ行って買い物して帰る際にも再びしっかりアフターグローしてます。

3分間のアフターグローがグロープラグの寿命を縮めていることは他の方も随分前から指摘されておりました。
「デリカ寒冷地」さんは、いち早くこの対策を行っておりました。アフターグロー「時短」改造を行い、約12年(25万キロ走行)してもグロー健在。
現在は通年4秒に設定して使用、冬季(ー15度)にも、始動不具合無しとのこと。
 デリカ画像BBS

私も以前から「アフターグローの時短改造」はグロープラグの延命に有効手段だと感じていたのですが、施工せずについつい今日に・・
思えば、累積するとグロープラグ交換だけで10万円近く使っているような感じです。勿体ない(--;)。

そんなこんなで今回グロープラグを新調するにあたり、重い腰を上げ、ようやくアフターグロー時短タイマー追加を行ったのでした。

アフターグロー時短改造方法

アフターグローの時間を短くして延命を図る改造方法を記載しておきます。

タイミングチャート

今回使用したタイマーリレーは、タイマーIC 555を使用した基盤。ヤフオクで(一個380円)を見つけたので予備含め2個購入。(現在、同じものは出ておりません。)

基盤に「QF-RD02」と印刷してあるのでこれが型番なのかも知れない。
印刷された文字などより中国製と思われます。
使用されている回路、パーツは一般的なものですし、用途的に、グローオン時のみの通電なので、中国製でも問題無いかと思います。

タイマー リレー基盤


この回路で壊れるとすれば、メカニカルリレーでしょうか、実装されているリレーは、中国 SONGLEブランド「12V DC SONGLEパワーリレーSRD-12VDC-SL-C」
詳細は  データーシート参照

リード、パターン幅などを見ると流石に10Aで使おうという気にはなれないが、今回使用する負荷は DC12V 0.55A程度 なので問題ないだろう。
データーシート通りだと、10万回程度の耐久は十分あり、毎日4回エンジン始動したとして・・計算上は684年持つ(笑)

この基板と同じものが amazonにもありましたが、5個セット(¥1,249円)のものしか入手できないようです。

 Aideepen 5個セット DC 12V NE555伝導遅延タイマースイッチ 調整可能な時間遅延リレーモジュール AC 250V 10A DC 30V 0-60S

amazon扱いでamazonの倉庫からの発送のようです。
他に、1個で販売しているものも見つけましたが、こちらは納期が最大1ヶ月、中国から国際郵便で発送されてくるようなので、情報漏洩など少々心配です。

5個買って余りはメルカリ・ヤフオクなどで売れば良いのでしょうけど、用途が限られるので、そうそう買い手がつくとは思えない品物ですし、手間ですしね。
おそらく当方が購入したヤフオク出品者も、余った分、少し手数料加味して転売したのでは?と思っております。

ちなみにamazonの説明で、寸法誤記がありました。
正しくは、実測値(W)55mmm (D)28mm (H)17mmで取付リード足を除く です。

「アフターグロー時短タイマー基盤」設置場所

当方は、グローリレーへの出力(グロー通電時12V)を行っているグローECUのある助手席左足元の部分の内装パネルを取り外し、ケース(手作り)に入れたタイマーリレー基盤を取り付けました。
(※グローECUですが、助手席側ではなくフロントの中央下にある仕様の車もあるのかも知れません。)

グロー時短タイマー基盤 設置場所


足元なので、基盤だけだと蹴りを入れて壊しそうなので、基盤を覆うケースを自作しました。
ケースには、基板上の半固定抵抗を回転調整出来るように穴を空けましたが、一度設定してしまえば可変の必要はないかも知れません。
また、今回使用したタイマーリレー基盤には電源(赤)と、リレー作動中(緑)の動作表示LEDが基板上に付いているので、運転席から動作を監視出来るよう、ケースに穴を開け、メンディングテープ(半透明テープ)を貼り付ました。

グロー時短タイマー グロー作動中
グロー時短タイマー グロー作動中(緑LED点燈表示)


グロー時短タイマー 時短中
グロー時短タイマー グロー時短中(赤LED点燈表示)

夜は下側に光が間接照明風に漏れて良い感じですが、意図したものでは無く、単に下部は見えないのでと開口したままだからです(笑)

私は車内に設置しましたが、エンジンルーム内のバッテリー右奥側面にあるグロープラグリレーの制御線で中継、リレー基盤を割り込ませても、実現可能かとは思います。
但し、エンジンルームは高温の為、コンデンサなどの劣化が気になるところです。また、エンジンルーム内だと防水も完全に施す必要があります。

グロープラグリレー回路


回路図

配線図上のグローECU基盤のピン番は(14)コネクター側の刻印(26)と異なっているようです。

前に乗っていたH7式スペースギアのグローECU基盤を確認したことがありますが(下段に写真掲載)、上の配線図のようなトランジスタ出力ではなく、リレー出力(アクティブHI)でした。
 




グローECU部端子配線へのアフターグロー時短タイマー基盤接続方法

※写真内説明では、グローECUがグローコンピューターと記載しておりますがグローECUの事ですので読み替えてください。

グローECUの場所
グローECUの場所(助手席足元)


左下端にある明るい緑色に青のライン(黒に見えます)の入った線がグローリレーへ繋がっているラインです。
コネクタ自体の刻印表示は(26)と書いてあります。

確認は、コネクタを接続したまま、テスターのマイナスをボディアースへ繋ぎ、プラス側をこのラインの端子へあてて、キーオンするとグロープラグリレーの音と同期して電圧が+12Vになると思います。

グローECUのコネクタ


このラインに、アフターグロー時短回路を割り込ませますので、ギボシ端子を取り付けます。

グローECUのコネクタ グローリレー部配線の処理


万が一、アフターグロー時短回路が壊れても、即座にバイパスしてノーマルに戻せるよう、オスギボシ端子(グローリレー側)・メスギボシ端子(アフターグロー時短回路側)のリード線を半田付けして中継します。

ご存じとは思いますが、中継にギボシ端子を使う場合、必ず電位の高い方(電源側)にメスを使用してください。

グローECUのコネクタ グローリレー部配線の処理


以下は、基盤の接続、改造です。
基盤にはネジで接続出来る接続端子も付いておりますが、車載するには信頼性に欠けるので当方は直接ハンダ付けしました。
2Pの方はコネクタを外せたのですが3Pは外れなかったのでそのままハンダ面でハンダ付け。

逆起電力防止用のダイオードを追加しました、負荷は実測0.55A程度のグロープラグリレーなので、無くとも平気かもしれませんが、グローECU基盤のリレー出力にもダイオードが付いていたので追加しました。
ダイオードの規格は1A程度の一般的なダイオードで十分と思います。

タイマー基盤改造


基盤の改造


動作確認

キーオンで 緑のLED点燈、グロープラグリレーの音がエンジンルームからカコンと音がする。
エンジン始動
エンジンが冷えている状態だと3分のアフターグローが行われるが
3分以内にタイマー設定した時間が経過すると、カコンというグロープラグリレーが切れる音と共に、赤色のLED表示となる。(時短中表示)
本来のアフターグローが終わると赤色LEDは消灯する。

滅多にマイナス気温にはならない南九州の平野部なので、まずはアフターグローを10秒程に設定して、状態をチェックする事とした。

改造内容は、結構断片的にアップしました。
この改造は、推奨するものではありません。
改造、施工等は理解の上、自己責任でお願いします。


余談 

タイマーリレー回路の自作

電子工作の経験のある方は、555ICとC・R・リレーを使って自作可能なのでしょうが、手間暇を考えると、安い中国製を購入した方が安上がり、楽です。

amazonで「タイマー リレー 12V」で検索すると、他にも似たような555タイマーICを使用したものがありました。
12V仕様で、電源オンのトリガーでタイマー(時間可変 出来れば0-60秒幅があると安心)が始動するリレー接点仕様のものであれば、概ね使用来ると思います。
リレーの接点容量は、負荷(グロープラグリレー)は当方車両実測0.55A程度でしたので、余裕を持って5A位あれば良いのでは?と思います。
(時間は知識と技術ががあれば、チップ抵抗・コンデンサの容量変更などの改造で時間延長は出来ます。)

参考 グローECUの基盤

金属ケースに納められたグローECUの基盤は以下のようなものです。(以前乗っていたH7年スペースギアのグローECUです。)

MITSUBISHI K8T73172 T2 MC899779
グローコントローラー グローECU
95年(H7)7月までに製造された4M40エンジンのPD8W・PE8W・PF8Wに使われていたものです。

グローECU


ちなみに今、新品を購入すると¥81,500円らしい。



 昔書いた、スペースギアのグロープラグ関連ページ
 



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