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− デリカ太郎日誌 −

油圧警告灯点燈 二葉電機 オイルプレッシャースイッチ S-6104に交換

▶ in メンテナンス posted 2020.03.11 Wednesday / 23:24

先日、夜、走行していると、メーターパネル左下にあるオイル警告ランプ(正確には「油圧警告灯」)が、時折うっすら点燈し始めました。

油圧警告灯(オイル警告灯)
写真はエンジン始動時の点燈状態


点燈の状態は、燃料警告灯が点灯する感じで、走行状況によりうっすらからはっきり点燈といった感じ。停車すると消えたりする。
広い駐車場を見つけて緊急停止、下回りをチェックするがオイル漏れらしきものは無し、オイルのレベルゲージを確認しても、範囲内にあるのでオイルが減っているわけでは無さそう、そのまま走り帰宅した。

以前にも抜けかかっていた「オイルプレッシャースイッチ」(オイルの圧力をチェックするスイッチ)の接合部のファストン端子が抜けたかも?と思い、翌日エンジンルームを確認すると、オイルプレッシャースイッチ上部にあるファストン端子(オス側)ごと、かしめ部分からもげて外れており、インタークーラーの下でハーネスがぶらぶら遊んでおりました。

端子が折れて外れた

 露出したハーネスの端子部が走行中にエンジンブロックと接触(アースに落ちて)油圧警告灯が点燈していたようです。
完全にアースに落ちることなく振動で絶妙な接触抵抗を持って接触したからでしょう、走行中にうっすらと点燈したりするその状態があたかもオイルが減ってきているように見えたのでした。

私の4M40スペースギア(中期型)型式の場合だと、回路図を見る限りでは、オイルプレッシャースイッチは、オイル警告灯と直列接続、単にオイルの圧力が無いとゼロΩ近辺になり、直列に接続されたオイル警告灯を点燈するだけの独立した以下のような単純な回路。(ECU・コンピューターなどは全く介入してないようです。)

+12V──(オイルプレッシャースイッチ)──(オイル警告灯)──アース

オイルプレッシャースイッチの構造と流れ

オイルプレッシャースイッチは単純な構造で、エンジン始動の際(圧力の無い状態)では、オイルプレッシャースイッチは短絡状態でアースへ落ち状態なので警告灯は点燈、エンジン始動後はオイルポンプが始動してオイル圧が上がることでスイッチ内部のバネを押しやりスイッチが開放され(切れ)警告灯が消灯する。といった構造・流れです。

交換までの間・暫定対策

オイルプレッシャースイッチの場所(4M40スペースギア)
オイルプレッシャースイッチの場所(4M40スペースギア)


ハーネスの端子がボディーに触れないよう絶縁して固定。後日、オイルプレッシャースイッチのカシメ部に直接リード線を半田付けしてハーネスと接続、オイルプレッシャースイッチを交換するまでの間、応急復帰させました。
端子部はグラグラで今にも取れそうしたので、テープでぐるぐる巻きして固定、早く交換した方が良さそうなので、ネットで代替部品などの情報収集を始めた。

4M40スペースギアの「オイルプレッシャースイッチ」純正品番は、MC840219

当方の4M40ディーゼルエンジンスペースギアの「オイルプレッシャースイッチ」三菱純正品番はMC840219、現在「モノタロウ」でチェックすると¥1,705円(この記事記載時点の価格)のようです。

当方の車の「オイルプレッシャースイッチ」を確認したところ、TOKAIRIKA CO.LT?という刻印がされていたので「株式会社東海理化電機製作所」製なのかも知れません。

モノタロウは、一回の買い物合計が3,500円以下だと、送料が500円かかるので、まとめ買いで3500円以上買うか、近くの三菱自動車部品販売で値段を確認した方が良いかも知れません。

「オイルプレッシャースイッチ」を外すには、対辺26mmのディープソケットが必要

実はこの「オイルプレッシャースイッチ」の脱着には、おそらく99%以上の方がお持ちでないであろう、対辺26mmのディープソケットが必要です。
先駆者のお話によると、スペースギアの場合、まわりに障害物などあり、工具が振れず、作業面から、26mmのディープソケットが必要らしい。

26mmサイズ自体、一般的な車整備向けのソケットレンチセットなどには入ってません。
単品売りを購入することになりますが、町のホームセンターなどでも大きなところじゃないと在庫してないかも知れません。しかもディープソケット。安いものでもおそらく1,500円は超えると思います。

ネット通販で安いものを探してみたところ、アマゾンで見つけた以下が一番安そうなので、当方はこれを購入、問題無く使えました。
「TRUSCO(トラスコ) ディープソケット(12角) 差込角12.7 対辺26mm TS4-26WL 」
それでも、604円(価格は変動します)

26mmディープソケット
26mmディープソケット

 
おそらく後にも先にも、今回だけしか使わないであろう、対辺26mmのディープソケット、安価なものを見つけたとは言え、後記した代替品の「オイルプレッシャースイッチ S-6104」(部品価格\330円)自体より高いのには躊躇しますよね(^^)

ネット検索するとモンキースパナを使い交換された方もいらっしゃいましたが・・、固着してたりしたらアウト、モンキーでは力も入らず外せないかも? 600円程度で安心も買えるならと購入しました。
    




社外品「オイルプレッシャースイッチ」二葉電機製作所製 型番 S6104

「オイルプレッシャースイッチ」は、単純なものなので、純正品で無くとも代替出来ると思い、代替品を探しました。
二葉電機製作所と言うところが「オイルプレッシャースイッチ」を各種作っており、調べたところ、二葉電機製作所製 型番 S6104 レンチサイズ 26 圧力 30(kPa) が使えそうです。

オイルプレッシャースイッチ
二葉電機製作所製 型番 S6104


二葉電機製作所はラジエーターキャンプなどでも目にするメーカーですね。

ネット通販でS6104をチェック


アマゾン \1,080円(送料込)
オイルプレッシャースイッチ S-6104 株式会社二葉電機製作所
amazon ¥330+¥750(配送料)
(確認した時点はamazonに在庫は無く、在庫のある業者さん(プロツールショップヤブモト)の価格を記載。

楽天ショップ \1,180円(送料込)
オイルプレッシャースイッチ トヨタ 日産 ホンダ 三菱 スバル スズキ ダイハツ S-6104 二葉電機製作所
楽天 ¥330+¥850(配送料)
(amazonと同じ業者さん(プロツールショップヤブモト)ですが、出店料の違いなのでしょうかamazonより送料が100円高いようです。)

送料まで考えると、代替よりは、安心という面でも、近くに三菱部品販売がある場合には、純正「MC840219」を購入した方が良いかも知れません。
ただ、純正の端子はカシメに対して、双葉のそれはネジ止め構造で見た目にもしっかりしてそうにも見えます。
まあ、カシメでもこの先のスペギの余命程度は十分もつとはおもいますが・・

「プロツールショップヤブモト」は異なるレンチ径の型番を適合指摘

当方は、楽天のポイントがあったので、楽天ショップ内の
「プロツールショップヤブモト」で、予備二個含め、S-6104を計三個注文ました。
注文時に当方の車の型式を書いて適合確認を併せてお願いしたところ、S-6104では無くS-6114が適合するのでS-6114を発送する旨の連絡がありました。
確かに、楽天ショップのS-6114の販売ページを見ると、適合品番に「MC840219」が記載されているようです。

当方は、当デリカBBS(アドレスは下段記載)などで下調べして、初期型よりスペースギアの純正オイルプレッシャースイッチのレンチ径は26mmと認識しており、今回、同径のS-6104を注文しました。26mmのディープソケットも必要なので、別途amazonでソケットも手配しました。しかし先方の提示した適合品はS-6114、そのレンチ径は24mmなのです。

何故、純正と異なるサイズ(24mm)を適合品としているのか不明です。
いざ付けようとしたらレンチサイズが異なり、困った人もいたのでは?
もしかして製造時期によって24mmを使った車体もあるのかな?


二葉電機製作所 S-6104
二葉電機製作所 S-6104(レンチ26mm)


二葉電機製作所 S-6114
二葉電機製作所 S-6114(レンチ24mm)


両者は、レンチ径、端子固定部の構造が違うくらいで、動作圧力も同じように見えますし、24mmサイズを取り付けるとなると、さらに工具(24mmのディープソケット)を購入する必要が出て来るので、(オイルプレッシャースイッチ自体は高いものではないし)ダメもとで、本命S-6104を二個。S-6114一個の注文に切り切り替えてもらうようにしました。

S-6104は、先方が調べた適合品では無い為、返品は出来ないとの事であった。
なんだかふに落ちない話でもありますが、前記したように安い部品なので了承。

取り付ける際には液状ガスケットを塗布

4M40エンジン整備書を見ると、シール材を塗布指定されているので、キタコの液状ガスケット(オイル漏れ止めなのでこれでよかろうと判断)も、同時に購入、取り付け時に塗布しました。

4M40エンジン整備書より
4M40エンジン整備書より


パッケージに二輪車専用と書いてあるけど何故だろう? 四輪車には使えない? ま、いいかー(^^)
液状ガスケット
液状ガスケット


オイルプレッシャースイッチの脱着作業

作業手順など詳しくは、デリカ画像BBSをご覧ください。
インタークーラーのコネクターは外しにくいので、当方はいつもこの種の作業時はインタークーラー部を右側に跳ね上げてます。
その際、バッテリーがショートしないよう、下部に厚みのある敷物をして、上のインテークパイプ穴部には異物が入らないようガムテープなどで塞ぐか、新聞紙などをかぶせておくと安心です。

作業時はインタークーラーを跳ね上げ

今回、S-6104を使いましたが、なんら問題ありません。

オイルプレッシャースイッチが機能しなくとも車は走りますが、高いものでは無いし、交換も簡単なので、万一(オイルポンプが壊れた時くらいかな?)のことを考えて交換しました。

電気的不良なら良いのですが、ネットを見てると、スペースギアとかパジェロの純正のオイルプレッシャースイッチは劣化して、オイル漏れすることもあるらしいので交換しておいた方が安心ですね。

当サイト内 掲示板が参考になりますので併せてご覧下さい。

オイルプレッシャースイッチ関連話題
デリカBBS

オイルプレッシャースイッチ交換手順順など
デリカ画像BBS

【 2020/7/26 追記 】
現在の純正オイルプレッシャースイッチが外れれば、ねじ込む際手持ちの24mmソケットが使えれば、S6114を使った方が(二度と使わないであろうディープソケット買うより)良いと思います。
 



デリカスペースギアとは関係ありませんが・・作者のPR(^^)
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