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スペースギアメンテ:リア側ブレーキ ディスクローター、パッド、ピストン交換、シール類交換&メンテナンス

▶ in メンテナンス posted 2021.11.25 Thursday / 23:51

前回、フロントブレーキのメンテナンスに続いて、リアのブレーキ関連のメンテナンスを行った。

リア側は不具合があったわけではなく、予防の為のメンテナンスです。

ローターの脱着等の作業は、 kazuhikoさん作成ページを参照、

リアローター交換

前回交換から約12万キロ走行しているので、交換かな?と前輪同様、日立パロートのローターを手配交換した。
前輪と違い、後輪のディスクローター交換はわりと簡単。
片側だけディスクが抜けなかったので、ボルトを差し込み抜いた。
ローターの減り(段付)は、ディスク/ドラム部殆んど無く、少し筋は入っていたが、交換しなくともよかったのかも知れない。

リア側のローターの状態


今回、使ったのは、コスト優先で前輪同様「日立パロート」のディスクロータ−、黒塗装がしてあるので錆が出にくいかもしれない。

日立パロートのローター(リア側)


リアブレーキパッド交換

リアのブレーキパッドは、前回2016年2月に交換後、約7万キロ程走っているが、6-7mm位はあったが、端5mm程が若干変摩耗していたので予防の意味で交換した。

リアも日立製にしたが、これが結構ラフな精度?なのか、加工しないとうまく挿入出来なかった。
今まで数度交換したが、こんな事ははじめて。

日立のブレーキパッド


シム取り付け部のくぼみも塗装で埋まっていて削らないと付かない始末。


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スペースギアメンテ:フロントブレーキローター交換、キャリパーOH、ピストン交換、パッド交換他

▶ in メンテナンス posted 2021.11.22 Monday / 08:30

「道路運送車両法第47条」より抜粋
「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。」

この記事内容は、ご自身での作業を推奨するものはありません。
自車のメンテナンス記録(覚書)みたいなものです。


高速・下り坂のブレーキングでジャダー発生、ローター等は準備していた

1年ほど前から、高速や、下り坂でブレーキを強く踏むと、ジャダーと思しき現象が発生、ブレーキペダルに少し振動が伝わって来るような現象が起きていた。

ローターの偏摩耗が要因であろうと想像、当時底値だった日立パロートのディスクローター(C6-017BP)(12,000円程)と日立製のディスクパッド(HM002Z)、キャリパーピストンOHシールキット(シールキット 制研化学工業 / 260-20313)を確保、出先での突然の症状悪化での修理持込みに備え、常時車に積んでいた。

街乗りでもジャダーを感じ、ピストン固着気味の感覚

数か月前から、街乗りでもジャダーを感じるようになり、一月ほど前には走行時にも違和感が出て来た、右側のブレーキピストンが固着気味で回転と共にわずかに波打つように引きずる感覚が出てきた。
ハブやホイールを触ってもそれ程発熱していないが、過去にこの段階からブレーキ固着が一気に悪化、金属が焼け付いた時の独特の臭いが窓を開けると運転席にまで漂い、走行もままならなくなり、三菱ディーラーへなんとか辿り着いたという苦い経験があるので、フロントブレーキ関連のパーツをまとめて一新、メンテナンスすることにした。

今回行ったフロントブレーキのメンテナンス内容

  • ディスクローター(パロート C6-017BP)交換
  • キャリパーピストン(ミヤコ自動車 CPC-313)交換(4個すべて交換)
  • キャリパーオーバーホール(錆除去・清掃・磨き)
  • ピストン、スライドピンなどのシール類(シールキット 制研化学工業 260-20313)交換
  • ブレーキパッドを支えるクリップ(MR389601)交換
  • ブレーキパッド(日立 HM002Z)交換
  • ブリーダプラグ(MB928290)交換(漏れの為) 
  • ブレーキラインのエア抜き、ブレーキフルート補充など。

作業は左右に分け、日を変え行いましたが、運転席側のピストンの片側がなかなか抜けず時間を要したのと、ついでにと、防錆目的でシャーシブラックを普段手の届かない部分に塗布したり、フレームの防錆メンテも行っておりましたのでトータルでは、丸一日かかった感じです。詳細は後半に記載。

メンテナンスの結果ジャダーは完全に無くなった。

ジャダーの殆んどは運転席側前輪が原因だったようで、最初に行った運転席側の交換メンテナンスで「ほぼ」出なくなりました。
日を改め、後で行った助手席側の交換メンテナンスで、完全に無くなりました。
 


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スペースギア 4M40 グロープラグにNGK Y733J使用+延命アフターグロー 時短回路追加改造

▶ in オプション・DIYなど posted 2021.10.30 Saturday / 08:44

短命?スペースギアのグロープラグ

先日、別のメンテナンスでインタークーラーを外す機会があり、グロープラグの抵抗値を確認したところ4本とも開放(すべて切れておりました)。

10月中旬、宮崎県の山間部にある高千穂町に泊った朝、6℃位まで冷え込んだ際、普段はキーをひねるとスターターモーター一発「キュル!」で始動していたエンジンが「キュルキュルキュルキュル」で始動するといった感じでした。

現在のグロープラグは「ME201638」OEMという事で3年程前にヤフオクで新品を購入したもの。ヤフオクの希望落札価格が10,000円程でした。
この種のものは、バイヤーが海外で作られた低価格互換品(コピー品?)を輸入して、利益乗っけて販売しているのだろうと思います。

この前に三菱ディーラーで交換した三菱純正のメタルグロー「ME203754」も4年程ですべて切れたので、特に品質が悪いという感じでも無く、50歩100歩に近い感じです。
  
純正でも1〜2年で交換したという情報もネットでは見かけます。
 
ネットを検索すると、対策品があって径が太いのでシリンダーを加工しないと付けれない。 みたいな情報も見かけました。(外部リンク
 
スペースギアのグロープラグは、それ程もたないという印象を受けております。

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ

今まで、三菱純正、海外の互換品と称されているものなどを使用してきましたが、今回は、以下のNGKの互換?製品を「自己責任」の元、使ってみる事にしました。

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ

日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ


NGKの製品で、ネット通販では、モノタロウ ¥3,289円(税込)でも購入出来るようですが、以下の楽天ショップ「業販ネット」が底値に近かったようなので 注文〜入手した。

少々時間がかかり、注文して10日(納期告知通り)で手元に届きました。
パッケージには MADE IN JAPAN 表示有り。国内製造のようです。

 日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ 4M40互換 2,562円(税込) 送料540円

このグロープラグは、2016年12月に「春巻@H6年式PF8Wさん」が試しに使用をはじめ、デリカ掲示板に情報を頂いたもの。
上記、販売サイトには、以前は 4M40互換という表示は無かったと思いますが、最近見た所「4M40互換」という表示が追加されているようです。

※同じ4M40エンジンを使用した車種でも、それぞれグローの制御は異なりますので、スペースギアにそのまま使えるかどうかはわかりません。

ただ、今のところ、NGK Y733J に関してネットを見る限り不具合があったという情報は無いようです。

Yahoo!ショッピングサイトにも同店「業販ネット」が出店しており、こちらの方が19円安いです。
 日本特殊陶業 NGK Y733J グロープラグ 4M40互換 2,543円(税込) 送料540円

上記 Yahoo!ショッピング 業販ネットよりレヴュー引用
  • 2017年08月18日 11:24 zip********さん

    スペギ4M40に使用!代用が可能で安い。
    スペースギアpe8w-4M40エンジンに使用しました。グロー不良で冬場のエンジン始動に支障が出た為こちらのグロープラグに交換しました、2月に交換して半年が経ちましたが不具合は特にありません。純正に比べプラグのネジ山が少ないが装着には問題はありません。品質もNGKだし良いと思います。三菱純正品は高くこちらの商品をオススメ致します。

  • 2019年02月15日 21:11 at6********さん

    頼んだぞ??NGK!!
    商品到着しました。三菱純正グロープラグを3年前に交換して、そろそろトラブル発生しそうな予感がするので予備に購入しました。純正が切れたら4本ともNGKのこちらのグローに交換する予定です。車両はデリカスペースギアH9年、マイナー後の初期モデルです。まだまだ乗るつもりで、DIY整備に明け暮れてます(笑)

  • 2017年12月25日 07:20 gfj********さん

    レビューを参考にSGに4本交換しました…
    レビューを参考にSGに4本交換しました。お陰でマイナスの気温でもエンジンは一発でかかるようになりました。あとはもってくれること祈ります。


当方も交換後は、キーをひねると「キュル!」で、一発始動するようになりましたが、皆さまご指摘のように気になるのは耐久性ですね。

3年程度でグローが切れるのは、スペースギアのアフターグローに要因?

今回、グロープラグを交換しただけでは、また3年位すると切れる可能性があります。

最近のディーゼルエンジンはわかりませんが、ディーゼルエンジンは、エンジンが冷えた状態だと、エンジン始動後も一定時間グロープラグに通電(アフターグロー)しています。
スペースギアの場合、このアフターグローの時間は約3分間です。
アフターグローは、始動後、失火、白煙防止用の目的で行われ、エンジン温度(水温)が規定温度以上に上がればアフターグローをカットする制御をグローECUで行っております。
私の感覚では、もうアフターグローは不要では?と思うようなシーンでもきっちり3分間アフターグローを行っているような印象を受けております。
例えば、気温20度程の中、5分程のところにあるコンビニへ行って買い物して帰る際にも再びしっかりアフターグローしてます。

3分間のアフターグローがグロープラグの寿命を縮めていることは他の方も随分前から指摘されておりました。
「デリカ寒冷地」さんは、いち早くこの対策を行っておりました。アフターグロー「時短」改造を行い、約12年(25万キロ走行)してもグロー健在。
現在は通年4秒に設定して使用、冬季(ー15度)にも、始動不具合無しとのこと。
 デリカ画像BBS

私も以前から「アフターグローの時短改造」はグロープラグの延命に有効手段だと感じていたのですが、施工せずについつい今日に・・
思えば、累積するとグロープラグ交換だけで10万円近く使っているような感じです。勿体ない(--;)。

そんなこんなで今回グロープラグを新調するにあたり、重い腰を上げ、ようやくアフターグロー時短タイマー追加を行ったのでした。

アフターグロー時短改造方法

アフターグローの時間を短くして延命を図る改造方法を記載しておきます。

タイミングチャート

今回使用したタイマーリレーは、タイマーIC 555を使用した基盤。ヤフオクで(一個380円)を見つけたので予備含め2個購入。(現在、同じものは出ておりません。)

基盤に「QF-RD02」と印刷してあるのでこれが型番なのかも知れない。
印刷された文字などより中国製と思われます。
使用されている回路、パーツは一般的なものですし、用途的に、グローオン時のみの通電なので、中国製でも問題無いかと思います。

タイマー リレー基盤


この回路で壊れるとすれば、メカニカルリレーでしょうか、実装されているリレーは、中国 SONGLEブランド「12V DC SONGLEパワーリレーSRD-12VDC-SL-C」
詳細は  データーシート参照

リード、パターン幅などを見ると流石に10Aで使おうという気にはなれないが、今回使用する負荷は DC12V 0.55A程度 なので問題ないだろう。
データーシート通りだと、10万回程度の耐久は十分あり、毎日4回エンジン始動したとして・・計算上は684年持つ(笑)

この基板と同じものが amazonにもありましたが、5個セット(¥1,249円)のものしか入手できないようです。

 Aideepen 5個セット DC 12V NE555伝導遅延タイマースイッチ 調整可能な時間遅延リレーモジュール AC 250V 10A DC 30V 0-60S

amazon扱いでamazonの倉庫からの発送のようです。
他に、1個で販売しているものも見つけましたが、こちらは納期が最大1ヶ月、中国から国際郵便で発送されてくるようなので、情報漏洩など少々心配です。

5個買って余りはメルカリ・ヤフオクなどで売れば良いのでしょうけど、用途が限られるので、そうそう買い手がつくとは思えない品物ですし、手間ですしね。
おそらく当方が購入したヤフオク出品者も、余った分、少し手数料加味して転売したのでは?と思っております。

ちなみにamazonの説明で、寸法誤記がありました。
正しくは、実測値(W)55mmm (D)28mm (H)17mmで取付リード足を除く です。

「アフターグロー時短タイマー基盤」設置場所

当方は、グローリレーへの出力(グロー通電時12V)を行っているグローECUのある助手席左足元の部分の内装パネルを取り外し、ケース(手作り)に入れたタイマーリレー基盤を取り付けました。
(※グローECUですが、助手席側ではなくフロントの中央下にある仕様の車もあるのかも知れません。)

グロー時短タイマー基盤 設置場所


足元なので、基盤だけだと蹴りを入れて壊しそうなので、基盤を覆うケースを自作しました。
ケースには、基板上の半固定抵抗を回転調整出来るように穴を空けましたが、一度設定してしまえば可変の必要はないかも知れません。
また、今回使用したタイマーリレー基盤には電源(赤)と、リレー作動中(緑)の動作表示LEDが基板上に付いているので、運転席から動作を監視出来るよう、ケースに穴を開け、メンディングテープ(半透明テープ)を貼り付ました。

グロー時短タイマー グロー作動中
グロー時短タイマー グロー作動中(緑LED点燈表示)


グロー時短タイマー 時短中
グロー時短タイマー グロー時短中(赤LED点燈表示)

夜は下側に光が間接照明風に漏れて良い感じですが、意図したものでは無く、単に下部は見えないのでと開口したままだからです(笑)

私は車内に設置しましたが、エンジンルーム内のバッテリー右奥側面にあるグロープラグリレーの制御線で中継、リレー基盤を割り込ませても、実現可能かとは思います。
但し、エンジンルームは高温の為、コンデンサなどの劣化が気になるところです。また、エンジンルーム内だと防水も完全に施す必要があります。

グロープラグリレー回路


回路図

配線図上のグローECU基盤のピン番は(14)コネクター側の刻印(26)と異なっているようです。

前に乗っていたH7式スペースギアのグローECU基盤を確認したことがありますが(下段に写真掲載)、上の配線図のようなトランジスタ出力ではなく、リレー出力(アクティブHI)でした。
 


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