最近ネットで話題になっていたトヨタ車の「30万キロ問題」スペースギアも同様
▶ in その他 posted 2022.01.10 Monday / 16:56
前回話題と関連した話題を一つ
今日、こんな話題がネット上に流れていた。
車検に通らないことも! 最近話題のトヨタ車の「30万キロ問題」とは
https://www.webcartop.jp/2022/01/829299/
ネット検索すると「ヴィッツ」「初代カローラスパシオ」などもそのようです。
「ヴィッツ」「初代カローラスパシオ」などの車種で、299,999kmも走る方は稀だと思いますが・・・
スペースギアとなると、そうでもありません。
過去に、スペースギアの話題を扱う当「デリカBBS」でも同じような話題がありました。
その時は、オドメーターが399,999Kmでストップしてしまうといった話題でした。
「月」までの距離超えてますね。凄い!
399,999Kmでストップしてしまったオドメーター
40万キロを超えても問題ないオドメーター
40万キロを超えた画像も報告されているので、全ての年式の車ではないようです。
上記を見ると、スペースギアの場合、最初の頃は 199,999キロまでだったようです。
今のスペースギアの前に乗っていた初期型(平成7年4月登録)のスペースギアは20万キロになっても大丈夫でしたので、それ以前の生産モデルなのでしょう。
日産の昔のある車種でも199,999キロまでで→0キロにリセットされる車種もあったようで、ネットで見かけました。
こういったスピードメーター類は車のメーカー違えど、意外と同じ計測器専門の部品メーカー( スペースギアの場合 Nippon Seiki Co., Ltd.)が作っているケースが多いのかもしれませんね。
スペースギアの場合、生産した時代(マイコンの違い? 記録する EEROMの違い?)により 199,999Kmまでのもの 399,999Kmまででストップするのもの 999,999Kmを超えたら0Kmになるものへと進化していったのかも知れません。
ちなみに先日交換したメーターに使われていたEEPROMは 93C46でした。
93C46のスペック自体は100万回の書き換え保証です。マイコンの処理(書き込みの繰り返し)の方法でスペック上、何キロまで書き換えできるかは?です。
ヤフオクを見ると、滅多に壊れないであろうコンビネーションメーターパネルの中古品が定期的に結構な高値で売れてるようなのですが、オドメーターがストップしたが為に車検に通らないので交換している可能性もあります。(単なる想像です。)
でもなぁー 中古購入して 199,999Kmでストップしたら悲しい。199,999Kmでストップするものがあるとするならば、初期型は避けるか、逆にオドメーターが20万キロを超えた中古品を購入した方が安心かも知れない。
今日、こんな話題がネット上に流れていた。
車検に通らないことも! 最近話題のトヨタ車の「30万キロ問題」とは
https://www.webcartop.jp/2022/01/829299/
トヨタ車のいくつかに、オドメーターの数字が299,999kmで止まってしまうものがある。
該当するのは15年ぐらい前のモデルが多いようだ。
オドメーターが止まっていると車検に通らないこともある。
引用おわり
ネット検索すると「ヴィッツ」「初代カローラスパシオ」などもそのようです。
「ヴィッツ」「初代カローラスパシオ」などの車種で、299,999kmも走る方は稀だと思いますが・・・
スペースギアとなると、そうでもありません。
過去に、スペースギアの話題を扱う当「デリカBBS」でも同じような話題がありました。
その時は、オドメーターが399,999Kmでストップしてしまうといった話題でした。
「月」までの距離超えてますね。凄い!
399,999Kmでストップしてしまったオドメーター
40万キロを超えても問題ないオドメーター
40万キロを超えた画像も報告されているので、全ての年式の車ではないようです。
MITSUBISHI 1994-5 新型車解説書より
上記を見ると、スペースギアの場合、最初の頃は 199,999キロまでだったようです。
今のスペースギアの前に乗っていた初期型(平成7年4月登録)のスペースギアは20万キロになっても大丈夫でしたので、それ以前の生産モデルなのでしょう。
日産の昔のある車種でも199,999キロまでで→0キロにリセットされる車種もあったようで、ネットで見かけました。
こういったスピードメーター類は車のメーカー違えど、意外と同じ計測器専門の部品メーカー( スペースギアの場合 Nippon Seiki Co., Ltd.)が作っているケースが多いのかもしれませんね。
スペースギアの場合、生産した時代(マイコンの違い? 記録する EEROMの違い?)により 199,999Kmまでのもの 399,999Kmまででストップするのもの 999,999Kmを超えたら0Kmになるものへと進化していったのかも知れません。
ちなみに先日交換したメーターに使われていたEEPROMは 93C46でした。
93C46のスペック自体は100万回の書き換え保証です。マイコンの処理(書き込みの繰り返し)の方法でスペック上、何キロまで書き換えできるかは?です。
ヤフオクを見ると、滅多に壊れないであろうコンビネーションメーターパネルの中古品が定期的に結構な高値で売れてるようなのですが、オドメーターがストップしたが為に車検に通らないので交換している可能性もあります。(単なる想像です。)
でもなぁー 中古購入して 199,999Kmでストップしたら悲しい。199,999Kmでストップするものがあるとするならば、初期型は避けるか、逆にオドメーターが20万キロを超えた中古品を購入した方が安心かも知れない。
スピードメーターパネル オドメーター液晶部の不具合修理
▶ in トラブル posted 2022.01.09 Sunday / 09:29
昨年BBSに質問したメーターパネルの液晶不良の件を、記録としてまとめたものです。
オドメーター/トリップメーターの一桁目が見えないだけなので、安全面、機能面からも何ら支障無いのですが、「6桁であること」という基準がありますので、「一桁目は無視」は通用しない、車検は通らないと思います。
黒い部分は段々増えてきているようなので、修理を行う事にしました。
メーターを取り出して、構造や型番など調べると、コンビネーションメーター樹脂部に付いている型番は「MR250341」でした。
4ALさんによると「MR250341」という品番はメーターブロック一式としての付番かもしれないとのこと。
メーターassyは「MR167749」ではないかとの情報を得ました。
【案1】ディーゼルの中古のコンビネーションメーターを入手して、液晶部だけを交換をする。
【案2】メーターの基板(回路)を見ると、どうやら距離を記録しているメモリーは、EEPROM 93C46(8pDIPパッケージ)のようなので、このICを抜いて中古のコンビネーションメーターに移植。
どちらかの方法で作業を行う事にして、同型番のンビネーションメーター中古品を探す事にした。
その後、埼玉県の某氏のご厚意により、ガソリンエンジンのコンビネーションメーターパネルを入手することが出来ました。走行距離の差も殆んどなくEEROMの移植無しで良さそうです。
ガソリンエンジン車のメーターパネルの違いは表示の他にもあり、ディーゼル車両に取り付けるとタコメーター部が動かないようです。
車両の配線図集をみると確かにセンサーが違うようです。
タコメーター部のベースの基盤は同じように見えますが、ディーゼル(PD8W)/ガソリン(PD6W)で抵抗などの実装位置が違ってましたので、やはりディーゼルとガソリン車のメーターパネルassyでの互換はなさそうです。
ランプソケットがマウントされているフレキの基盤も回転検出部回路にダイオードが挿入されていたりして違いました。
不具合箇所は液晶部だけなので、液晶部だけ取り換えれば良いのですが、この部分を分解するには、スピードメーターの針を一度外す必要があることに気付きました。
針が外せたとしても、同じ位置に戻せないような気がする。
スピードメーターの誤差は致命的だし、リスキーな感じがしたなので液晶部だけの交換は諦めるしかなかった。
切り離しても特に連結せずとも、ネジで固定連結出来ます。
切り離した部分はメーターの枠(樹脂)で隠れる部分でうまく切断すれば切断面は全く見えません。
車両に取り付け問題なく動作した。
BBSで ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
液晶の不良は全く聞いたことが無いですね。
運が悪かったかな?
オドメーター/トリップメーター液晶部に不具合
2020年夏頃、オドメーター/トリップメーター液晶部の一桁目が黒くなって見えなくなっている事に気付いた。オドメーター/トリップメーターの一桁目が見えないだけなので、安全面、機能面からも何ら支障無いのですが、「6桁であること」という基準がありますので、「一桁目は無視」は通用しない、車検は通らないと思います。
黒い部分は段々増えてきているようなので、修理を行う事にしました。
メーターを取り出して、構造や型番など調べると、コンビネーションメーター樹脂部に付いている型番は「MR250341」でした。
4ALさんによると「MR250341」という品番はメーターブロック一式としての付番かもしれないとのこと。
メーターassyは「MR167749」ではないかとの情報を得ました。
修理 案1.案2
修理方法として2つの案を考えた。【案1】ディーゼルの中古のコンビネーションメーターを入手して、液晶部だけを交換をする。
【案2】メーターの基板(回路)を見ると、どうやら距離を記録しているメモリーは、EEPROM 93C46(8pDIPパッケージ)のようなので、このICを抜いて中古のコンビネーションメーターに移植。
どちらかの方法で作業を行う事にして、同型番のンビネーションメーター中古品を探す事にした。
ガソリン車のコンビネーションメーターパネルを入手
ヤフオクをしばらくウォッチしておりましたが、ディーゼルしかも同型番のものは廃車になって解体されているか車体が海外に渡航してしまったのでしょう、出物が少ない。3,000円位を上限に探しておりましたが、程度の割りにかなり高額なものばかり。その後、埼玉県の某氏のご厚意により、ガソリンエンジンのコンビネーションメーターパネルを入手することが出来ました。走行距離の差も殆んどなくEEROMの移植無しで良さそうです。
ディーゼル車とガソリン車でコンビネーションメーターは違う
ガソリンエンジン車のメーターパネルの違いは表示の他にもあり、ディーゼル車両に取り付けるとタコメーター部が動かないようです。
車両の配線図集をみると確かにセンサーが違うようです。
タコメーター部のベースの基盤は同じように見えますが、ディーゼル(PD8W)/ガソリン(PD6W)で抵抗などの実装位置が違ってましたので、やはりディーゼルとガソリン車のメーターパネルassyでの互換はなさそうです。
ランプソケットがマウントされているフレキの基盤も回転検出部回路にダイオードが挿入されていたりして違いました。
不具合箇所は液晶部だけなので、液晶部だけ取り換えれば良いのですが、この部分を分解するには、スピードメーターの針を一度外す必要があることに気付きました。
針が外せたとしても、同じ位置に戻せないような気がする。
スピードメーターの誤差は致命的だし、リスキーな感じがしたなので液晶部だけの交換は諦めるしかなかった。
修理 作戦3 切断分離と合体
結果的には、スピードメーター部分だけ、タコメータ部から切断して切り離して移植することにした。切り離しても特に連結せずとも、ネジで固定連結出来ます。
切り離した部分はメーターの枠(樹脂)で隠れる部分でうまく切断すれば切断面は全く見えません。
車両に取り付け問題なく動作した。
BBSで ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
液晶の不良は全く聞いたことが無いですね。
運が悪かったかな?
警告灯点燈せず、オルタネーター不良 電圧計監視で発覚
▶ in トラブル posted 2021.12.27 Monday / 01:19
今日、夜、駐車場に車を停める際、ふと車内の電圧計(デジタル電圧計)を見ると、バッテリー電圧が12.0V程度しかない。
オルタネーターが正常ならアクセルを煽ると電圧は上がるものだが、全く変化しない。
(スペースギアに純正装備された3連メーター内のアナログ電圧計は、アバウトすぎるので、当方はバッテリー電源とACC電源電圧を常時監視出来る二連のデジタル電圧計を装着しております。)
なんでだろ?
もしかすると、オルタネテーターは、完全に臨終してはおらず、電圧が下がった状態を維持、警告灯が点灯するまでに至らないのかも知れない。
キースイッチをオンにするとインパネ内コンビネーションメーターの「バッテリー警告灯」は一時的に点燈するのでで球切れではないことは確か。(ちなみにLEDとかには交換していない純正球)
デリカBBSを参照、過去の事例を参考にして、一応、エンジンルーム内のリレーボックスの一番奥にある「オルタネーターセフティーリレー」(下部回路図上ではオルタネータリレーと表記されているもの)(中身は47Ωセメント抵抗と0.5A程度の整流ダイオード)も、取り外し外部電源で通電チェックをしたが問題無し。
(そもそもバッテリー警告灯が球切れしていなければこの回路も必要無いと思われます。)
セメント抵抗の変色もないし、こんな単純なものが、壊れるととは到底思えないのですが、過去のBBSを見ると別の症状で交換して良くなった事例もあったようなので、念のため一応確認。
インパネの警告灯と単純な回路のこのリレー?が同時に壊れることはまず考えられない。
抵抗が切れていた とか ダイオードが断線していたとかの報告は見つけられなかったので、おそらく、たまたま接触不良していたものが抜き差しで良くなったというものではないのかなぁー?。
オルタネーターのベルトも11月に交換したばかり、ベルトの張りも確認済。
バッテリーは今年4月に2個共交換したばかりなので問題ないと思う。
今日、出がけには、アフターグローが終わると13V程度はあったと思うので今日、不良になったようです。
近場での不良発覚とは言え、夜の走行に付き、前照灯などで電力を使うのでヒヤヒヤものでした。
翌朝、バッテリーの電圧を確認すると、電圧が12.2Vまで下がっている事より、オルタネータからバッテリーへ充電電流が流れていないことがわかる。
こうなって来ると、オルタネーターの不良に絞られて来る。
そういえば、数日前、いつもは走行時最大14V程の電圧が高め(15Vを超えていた)であったのはオルタネータ内部のレギュレーターが壊れる前兆だったのだろうか?
約4万キロ程度しか走っていないので壊れるのには少し早すぎるような気もするが、実はその前に交換したリピルト品は僅か半年で壊れた経緯もある。(警告灯が点灯しだしたので1年保証で無償交換)
オルタネーターセーフティーリレー
リレーと言えど、中身は47オームのセメント抵抗と0.5A程度の整流用ダイオードで、インパネの警告灯が切れた際のフェールセーフ回路みたいなものかと思います。
➡ 関連リンク(デリカ画像BBS)
4ALさんの発言を引用しておきます。
オルタネーターが正常ならアクセルを煽ると電圧は上がるものだが、全く変化しない。
(スペースギアに純正装備された3連メーター内のアナログ電圧計は、アバウトすぎるので、当方はバッテリー電源とACC電源電圧を常時監視出来る二連のデジタル電圧計を装着しております。)
オルタネーターが発電していないように思える。
通常はオルタネーターが不良になると、インパネ内コンビネーションメーターのバッテリー、AT、燃料フィルター警告灯がうっすら点灯するはずなのに点灯していない。なんでだろ?
もしかすると、オルタネテーターは、完全に臨終してはおらず、電圧が下がった状態を維持、警告灯が点灯するまでに至らないのかも知れない。
キースイッチをオンにするとインパネ内コンビネーションメーターの「バッテリー警告灯」は一時的に点燈するのでで球切れではないことは確か。(ちなみにLEDとかには交換していない純正球)
デリカBBSを参照、過去の事例を参考にして、一応、エンジンルーム内のリレーボックスの一番奥にある「オルタネーターセフティーリレー」(下部回路図上ではオルタネータリレーと表記されているもの)(中身は47Ωセメント抵抗と0.5A程度の整流ダイオード)も、取り外し外部電源で通電チェックをしたが問題無し。
(そもそもバッテリー警告灯が球切れしていなければこの回路も必要無いと思われます。)
セメント抵抗の変色もないし、こんな単純なものが、壊れるととは到底思えないのですが、過去のBBSを見ると別の症状で交換して良くなった事例もあったようなので、念のため一応確認。
インパネの警告灯と単純な回路のこのリレー?が同時に壊れることはまず考えられない。
抵抗が切れていた とか ダイオードが断線していたとかの報告は見つけられなかったので、おそらく、たまたま接触不良していたものが抜き差しで良くなったというものではないのかなぁー?。
オルタネーターのベルトも11月に交換したばかり、ベルトの張りも確認済。
バッテリーは今年4月に2個共交換したばかりなので問題ないと思う。
今日、出がけには、アフターグローが終わると13V程度はあったと思うので今日、不良になったようです。
近場での不良発覚とは言え、夜の走行に付き、前照灯などで電力を使うのでヒヤヒヤものでした。
翌朝、バッテリーの電圧を確認すると、電圧が12.2Vまで下がっている事より、オルタネータからバッテリーへ充電電流が流れていないことがわかる。
こうなって来ると、オルタネーターの不良に絞られて来る。
そういえば、数日前、いつもは走行時最大14V程の電圧が高め(15Vを超えていた)であったのはオルタネータ内部のレギュレーターが壊れる前兆だったのだろうか?
オルタネーターはリビルド品、約5年で壊れた
現在のオルタネーターは約5年前に自分でリビルド品(ヤフオク落札・コア返品不要の品)に交換したもの。約4万キロ程度しか走っていないので壊れるのには少し早すぎるような気もするが、実はその前に交換したリピルト品は僅か半年で壊れた経緯もある。(警告灯が点灯しだしたので1年保証で無償交換)
オルタネーター点検の為の資料
4M40エンジンオルタネーター周辺回路図オルタネーターセーフティーリレー
リレーと言えど、中身は47オームのセメント抵抗と0.5A程度の整流用ダイオードで、インパネの警告灯が切れた際のフェールセーフ回路みたいなものかと思います。
➡ 関連リンク(デリカ画像BBS)
4ALさんの発言を引用しておきます。
オルタネーターリレーについて 4AL - 2007/06/01(Fri) 23:08 No.1840
こんばんは。とりあえず参考に・・・
リレーと名前が付いていますが、実際は抵抗とダイオードが直列につながったものがリレーパッケージに入っているものです。
なぜいるのかですが、これはオルタネーターが同期発電機であることに起因しています。同期発電機は回転軸に付いたコイル(回転軸コイル)に直流電流を流して回転させることによって3組の固定コイルから3相交流を発生させるものです。(発電所の発電機と基本は同じものです)
エンジン始動時にはオルタネーター内には電源となるものがないので、キースイッチのON位置から通電されるIG1系統から「充電警告灯を通って」L端子−回転軸コイルに電源を供給します(したがって充電警告灯が点灯する)。その状態からエンジンが回って回転軸コイルが回転すると3相交流を発電・整流しバッテリーを充電することになります。一度発電を始めればバッテリーに送る電流の一部を分岐しレギュレーターでコントロールすることにより発電量を調整させるべく回転軸コイルに供給するので(十分に電圧が上がりキースイッチのIG1系統とほぼ同電圧になれば警告灯に電流が流れなくなるので充電警告灯が消灯する)、回転が止まらない限り発電し続けることになります。要するに呼び水が必要なのです。
元に戻り、上で「充電警告灯を通って」と書きました。警告灯だけでも実用上は問題ないのですが、あくまでも電球なので球切れがあります。球切れだけで発電できなくなるのではあまりにもお粗末なので、その補償用としてオルタネーターリレーを並列に入れてあるのです。警告灯電球3.5Wで12.8Vの場合内部抵抗は46.8オームとなりオルタネーターリレーとほぼ等価となります。このときL端子へ流れる初期電流は12.8Vでは合計で530mAとなります。
オルタネーターが元気なうちは問題になりませんが、発電能力が落ちてきてバッテリー側の電圧が高くなるとバッテリーから充電警告灯経由で電源が回転軸コイルに供給されるようになるので充電警告灯が点灯します。このとき、警告灯・オルタネーターリレーの両方が生きているとより多くの電流を回転軸コイルに流せるので、片方しかない場合に比べて多少なりとも発電能力を維持できる方向になると思われます。
メーター内ランプのLED化をされていると思いますが、充電警告灯をLEDにしてしまうとほとんど電流が流れないので、常にオルタネーターリレー側を使うことになり抵抗が焼けやすくなります。この時点でオルタネーターリレーは補償用ではなく常用になってしまうので、バックアップとしての意味がなくなります。
上記に書いたとおり充電警告灯は電球のままにした方がよいと思います。私はメーター内の表示灯類をLED化していますが、充電警告灯と燃料給油灯(レベルゲージユニットは可変抵抗のようなものなので)だけは電球のままにしてあります。
上記で使用している用語の一部には正式名称で呼んでいない部分がありますが、できる限りわかりやすく書いたつもりなのであしからず。長文失礼しました。